「はじめまして、ふるたてです」と話しかけると、「おぉ〜どーもどーも」
しかし、息が切れ何やら走ってきたかのようです。
「ちょっと、、、休ませてね、いや〜もう大渋滞でね!この辺工事してるでしょ?ほら、そこの通り。
それでね、急いできたもんだから、、、ははは!何か飲み物、、、あっ、このコーヒーいいんだね、ゴクリゴクリ、
プッハーっ!いやーそれでね、ちょっと電話しなくちゃいけないんだけども、携帯電話のね電池がなくなったんだよ!
まったくね、充電してきたばかりなんだけど、、、部屋は何階?ちょっとね、行きましょ!
と、もう一杯コーヒー、、、プッハーっ!いやいや行きましょ行きましょ!」
お、お、お‥。すさまじいハイペースですぞ。本当にお世話になったTomoshigeさんとの出会いは、このようなものでした。
北海道夕張出身の世界的な芸術家であり、人望の厚い方です。
今晩は友人の美術書出版記念パーティーが近くでやっているので、そこに出席するとのこと。
僕も連れていってくれる事に。
夜のサンパウロを初めて歩きます。
多くの屋台(とうきびなんかもある)、人、人、人、鳴り止まぬクラクション、アヤシい人達。
少し歩くと必ず聞こえてくる音楽。ライブも、そこかしこでやっています。
tomoshigeさんの車まで行くと、金をくれと来る若者。路駐してる車を見ててやったんだという主張ですね。
金渡さないと車壊されたりするとか。カーオーディオも取り外して、車を離れる度に持ち歩くのです。
車で出発、、、!ブラジルの交通はすごい。信じられないスピードと距離感で皆運転している。
さすがセナの国だね。
パーティーに着くと、どこでもそうですが門番がいるんですね。顔パスなり書状持ってないと入れないんです。
僕は付き添いだからtomoshigeさん同様に顔パスで、、、おーすげー沢山の人達!
大音量の音楽と、映像と、食事とお酒と。芸術家の集まりです。
バーテンダーも居て、僕はウイスキーを飲む。多くの人たちがかまってくれる。良い雰囲気だ。
僕はミュージシャンだということを言うと、みんなノってくれます。
「あれは聴いた方がいいよ、これ知ってる?こーゆーのもあるんだよ、、、」音楽好きなんだよねぇ、みんな。
小一時間程して、会場を出ました。ブチュブチュイチャイチャカップルだらけの道を通り画材屋へ行き、
tomoshigeさんが文句を言いに行き、これぞあっけにとられた顔という素晴らしい表情を見せてくれた画廊、
かます定食やレバー等めちゃんこ美味しい和食屋、夫婦で踊りながら迎えてくれた友人画家のお宅、
ドラマーと僕がsukiyakiセッションしたアートスペース。色んなとこ連れて行ってくれました。
そして、良い出会いとなった方々が沢山いました。
深夜にホテル近くまで送ってもらい、それから歩くと、前方になにやら怒り狂う女が、、、。
路上で瓶を叩き割りながら泣きわめいていました。ヒエー!
なるたけの早歩きでそこを通り抜け、ラジカセで踊っている若者の横を抜け、ホテルへ。
はぁ、無事着いたか‥。
うーむ、濃い一日だった。しかしtomoshigeさんに連れて行ってもらって良かったなぁ。
しかし体調も良いとは言えないしなぁ、明日はゆっくりすごそうか、、、と、半分寝たり起きたり。
翌朝日本へ電話をしてから、市内観光へ。日本人街があるリベルダージへ。
僕が旅行している間に、橋田大先生のドラマをN◯Kでやってたそうですが、その内容の通り日本からの移民が多いんですね。
かつては60日間かけて日伯間を船旅したんだとか。
農業技術を筆頭に、様々な分野で日本の力が生かされています。
と、移民史料館やその辺りを散策して、はやめに切り上げ、ホテルで休もうとしていました。
謎のじんましんが体中にでてね、食い物と疲れかなぁ。
横になって、目を閉じました。
テレビは小さい音でサッカー番組つけながら‥。ゴ〜〜〜〜〜ル!
そうかぁ‥万国共通ゴールの実況はケタタマしいものなのねぇ‥むにゃむにゃ‥。
眠りにつきそうな瞬間、電話が鳴りました。
/////次号へ続く/////
(サンパウロ リベルダージ)